Timesactとは?Shopifyで予約販売する方法・料金・使い方を解説

Timesactとは?Shopifyで予約販売する方法・料金・使い方を解説

Shopifyで予約販売を始める際、「一部のサイズだけ予約商品にしたい」「予約数を制限したい」「注文時にはデポジットだけ受け取りたい」と考えることはないでしょうか。

Timesactは、こうした予約販売の設定に加え、再入荷通知や発売予告もまとめて管理できるShopifyアプリです。ただし、予約期間の指定方法や決済・配送には確認すべき条件があります。

この記事では、Timesactの機能、料金、設定方法と、導入前に確認したい注意点を解説します。予約販売全体の進め方やアプリ選定の基本は、【Shopify予約販売の親記事への内部リンク】をご覧ください。

掲載情報は2026年9月19日時点の公式公開情報に基づきます。操作説明はV2を基準としています。利用中のバージョンによって画面や設定項目が異なる場合があります。

Timesactとは?予約販売と再入荷通知をまとめて管理するアプリ

Timesactは、商品の在庫や販売段階に応じて、予約受付、再入荷通知の登録、発売予告などを設定できるアプリです。Shopify App Storeでは「Preorder Now Presale Timesact」として公開されています。

特徴は、商品やバリエーションごとに、表示・在庫条件・支払い方法を組み合わせて管理できることです。V2では、これらの設定をまとめた「Customer Experience」と呼ばれるテンプレートを商品に適用します。

たとえば、新商品のLサイズだけを予約販売にし、販売中のMサイズは通常販売のままにする運用が考えられます。予約を受け付けず、再入荷通知の登録だけを集めることもできます。

全額先払いだけでなく、デポジットや初回支払い0円の予約にも対応しているため、シンプルな予約ボタン専用アプリではありません。一方で、注文分割や独自の課金ルールまで自由に実現できるわけではありません。

調査時点のShopify App Store評価は4.9/5、レビューは2,000件以上です。評価は参考になりますが、自社テーマや配送運用との適合は別途確認しましょう。

TimesactをShopify App Storeで確認する

Timesactでできること

バリエーション別に通常販売と予約販売を分ける

Timesactはバリエーション単位の予約販売に対応しています。次のように、同じ商品でもサイズごとに販売方法を分けられます。

商品Aのバリエーション 販売方法の例
ブラック/M 通常販売
ブラック/L 予約販売
ホワイト/M 通常販売
ホワイト/L 予約販売

設定では、予約対象のLサイズに予約販売用のテンプレートを適用し、Mサイズは対象外にします。Productsで商品を展開し、バリエーションごとの適用状況を確認することが重要です。

「在庫切れのときだけ予約販売」に設定する方法もありますが、Mサイズに同じ設定を適用すると、Mサイズも売り切れ後に予約販売へ切り替わります。予約対象にしないサイズには、予約設定を適用しないようにしましょう。

導入後にバリエーションを作り直すと、Shopify側のID変更によって設定の紐付けが外れる場合があります。色・サイズ構成は先に整理し、変更後は表示を再確認してください。

予約数量と在庫条件を設定する

予約数量は、Pre-order quantityのUnlimitedを解除して上限を指定します。上限はバリエーションごとの数量であり、商品全体で共有する枠ではありません。

たとえばブラック/Lとホワイト/Lにそれぞれ50個を設定する場合、各色で50個ずつ受け付ける設計です。「どの色でもよいので合計50個」という共有枠は、標準の数量設定では実現できません。

また、上限到達後は通常のボタンへ戻ります。在庫があれば通常購入できる状態になるため、「予約上限に達したら一切購入できなくする」場合は、在庫条件も合わせて設計する必要があります。カートに入った段階では予約枠は確保されません。

在庫に応じた予約販売の条件は、主に次の3種類です。

条件 主な用途
在庫切れのときだけ予約販売 通常商品が売り切れた後の入荷待ち受注
在庫数に関係なく予約販売 発売前の新商品を予約として受注
Shopifyの在庫がある間だけ予約販売 確保した数量だけを予約として販売

在庫切れ判定に使うのはShopifyの販売可能在庫です。入荷予定の発注情報を登録しただけで、Timesactがその数量を予約枠として読み取るわけではありません。

同じバリエーションで「在庫5個に対して15個購入されたら、5個は通常販売・10個は予約販売」と自動分割する機能でもありません。1つの明細は、そのバリエーションの販売状態に従います。

予約期間と発送予定日を設定する

V2では予約の開始日と終了日を設定できます。ただし、公式の期間設定はUTCの日付単位で、任意の時刻を指定するものではありません。日本時間はUTCより9時間進んでいるため、日本時間の午前0時開始をそのまま指定できると考えないようにしてください。

終了日は、予約販売を停止する日です。日本時間に合わせた厳密な開始・終了が必要な場合は、手動切り替えなどの運用設計が必要です。

発送予定は、特定の日付、注文からの一定期間などで設定できます。「発売日」と「発送予定日」は異なるため、商品ページでは両方を分けて案内しましょう。発送予定日を設定しても、自動で出荷されるわけではありません。

再入荷通知・Coming Soon・Low Stockも使える

機能 できること 予約販売との違い
Back in Stock バリエーション別に通知希望者を集め、再入荷時に通知する 通知登録だけでは注文にならない
Coming Soon 購入できない発売予告ボタンなどを表示する 表示用の機能で、注文や通知登録そのものは受け付けない
Low Stock 設定した在庫水準以下で在庫僅少メッセージを表示する 購入は継続でき、単独ではメール通知を行わない

機能を組み合わせることもできますが、すべての組み合わせが可能なわけではありません。同じ対象にPre-orderとComing Soonを同時適用する構成は避け、受付前・受付中・終了後の状態を整理してください。

Timesactの料金と無料プラン

Free・Flexible・Fixedの違い

Timesactの料金は、機能範囲を表すCORE/PROと、課金方式を表すFlexible/Fixedで整理すると理解しやすくなります。以下は調査時点の公開料金で、すべて米ドルです。

プラン 月額 注文数による追加料金 選ぶ目安
Free $0 月20注文の無料枠 基本機能を少量で試す
CORE Flexible $5から 選択枠超過分に$0.20/注文 デポジットなどを小規模に利用する
PRO Flexible $7から 選択枠超過分に$0.30/注文 Markets・ロケーション指定なども利用する
CORE Fixed $23から 注文数無制限 件数に左右されない費用で運用する
PRO Fixed $27から 注文数無制限 PRO機能を定額で運用する

Freeには商品数無制限、再入荷メールなどの機能が含まれますが、Timesactのブランド表示が付きます。デポジット・分割払い、CSV登録、商品タグによる予約設定、ブランド表示の削除は、有料CORE側に掲載されています。

PROにはMarkets・ロケーション指定、ストア全体への一部機能の自動適用、期間制限のない分析などが追加されます。

Flexibleの最低枠は公式料金ページで「10注文」、App StoreのCORE Flexでは「無料枠に加算される10注文」と表記されています。無料枠との合算、課金対象となる注文、上限時の挙動は、アプリ内の契約画面で確認してください。資料の表記だけから総枠を確定することは避けましょう。

FixedはShopifyプランによって料金が変わる

Fixedの月払い料金は次のとおりです。年払いには別の割引料金があり、公式には期間限定オファーの表記もあります。

Shopifyプラン CORE Fixed/月払い PRO Fixed/月払い
Basic $23/月 $27/月
Grow $47/月 $57/月
Advanced $73/月 $87/月
Plus $117/月 $147/月

別途、売り切れ商品の非表示や運営者向け通知を扱うMerchandisingアドオンは月$10です。SMSにも利用料金があり、米国向けは1通$0.02からと案内されています。日本向けの送信可否・単価は別途確認が必要です。

Timesactは売上額に対する歩合手数料を取らないと案内しています。ただし、Flexibleの件数課金や、Shopify・決済サービス側の費用がなくなるわけではありません。

Timesactの最新料金を確認する

無料プランから有料へ切り替える目安

最初は無料枠で商品表示や通常の予約導線を確認し、デポジットが必要なら有料CORE、販売地域・倉庫ごとの制御が必要ならPROを検討する流れです。注文が増えたら、Flexibleの見込み額と自社Shopifyプランに対応するFixed料金を比較します。

アプリ利用量の注文カウントは、商品点数とは異なります。公式V2ガイドでは、1注文に予約商品が5点あっても利用量は1注文として扱うと説明されています。

無料プランと、有料機能を一定期間試せる無料トライアルは別の仕組みです。有料機能を試す場合は、契約画面でトライアルの有無と課金開始日を確認してください。

決済はいつ?全額先払い・デポジット・後日決済に対応

利用できる支払い方式

TimesactはShopifyの購入オプションを使い、予約商品の支払い条件を渡します。Selling Planとは、いつ支払うか、いつ発送する予定かといった購入条件をShopifyに伝える仕組みです。

方式 注文時 後日
全額先払い 全額を支払う 残額決済なし
定率デポジット 商品代金の一定割合を支払う 残額を回収する
定額デポジット 設定した一定額を支払う 残額を回収する
初回支払い0円 支払い方法を登録して予約する 代金を回収する

残額の支払期日は、特定の日付や注文からの経過日数で設定できます。これはカードの一時的な与信枠を長期間保持する方法とは異なります。ただし、後日カード決済が失敗する可能性は残るため、未払い時の連絡・再回収手順が必要です。

予約の購入オプションでは、Shopify PaymentsやPayPal Expressなど対応する決済サービスを利用します。Timesactのヘルプでは、残額の自動回収にはShopify Paymentsが必要と説明されています。PayPal Expressで全額先払いができても、後日の自動回収まで同じようにできるとは限りません。

出荷日・発送予定日・課金日は別に考える

「10月1日発送予定」と表示することと、実際の出荷操作をきっかけに残額を請求することは別です。在庫を出荷時に減らす設定も、課金タイミングの設定ではありません。

Timesactの料金ページではPROに出荷時課金が掲載されています。一方、決済ヘルプでは、通常のSplit paymentは設定した支払期日に回収し、出荷日に回収したい場合はShopifyの注文画面から対応する手順が案内されています。

出荷操作に連動した自動課金が必須なら、対応バージョン・プラン・設定方法をTimesactへ確認してください。この点を確認せず、出荷すれば必ず自動で残額決済されると判断するのは避けましょう。

また、残額の支払期日を変更しても、発送予定日は自動で同じ日に変わりません。発売延期時は、顧客への連絡、発送予定、支払期日をそれぞれ確認します。

決済手段と購入導線にも制約がある

Shopifyの予約購入オプションでは、通常商品と同じ決済手段・割引がすべて使えるわけではありません。公式の設定条件には、Shop Pay・Apple Pay・Google Payなどの高速チェックアウトや、一部の決済方法、Buy X Get Y割引に関する制約が記載されています。

Timesactには購入オプションを使わない方式もありますが、その場合は分割払いを利用できず、通常の決済条件に従います。デポジットと希望する決済手段を必ず両立できると考えないことが大切です。

3回以上の任意の分割回収や、独自条件による請求が必要な場合は、希望する決済フローを整理してTimesactへ個別に相談してください。

Timesactの導入・予約販売の設定方法

以下は公式V2ガイドを基にした流れです。手元の画面にExperiencesがない場合は、旧バージョンや提供状況の違いを確認してください。V1のSelling Plans画面とV2の操作を混ぜて進めないようにしましょう。

  1. Shopify App Storeから追加する。権限と料金条件を確認してインストールします。まずはテストストアでの確認をおすすめします。
  2. Shopify側の商品情報を整える。色・サイズ、在庫追跡、販売チャネルを確認します。準備中の商品は下書きのまま設定できます。
  3. Experiencesでテンプレートを用意する。既存テンプレートを使うか、Create customer experienceから作成します。必要に応じてFunctionalityでPre-orderを追加します。
  4. 見た目と案内文を設定する。Product page、Collection page、Cart pageで、予約ボタン、メッセージ、バッジ、カート内の文言を整えます。
  5. 販売条件を設定する。Functionality settingsで、在庫条件、Shipping、Billing、在庫を減らすタイミングを指定します。
  6. Productsから対象を追加する。Add Productsで商品を選び、Assign Customer Experiencesでテンプレートを割り当てます。対象バリエーション、Schedule、Pre-order quantityを確認して保存します。
  7. テーマのアプリ埋め込みを有効にする。テーマ編集のApp embedsでTimesact V2を有効にして保存します。旧Timesactの埋め込みがある場合はV2ガイドに従って切り替えます。
  8. 通知と翻訳を整える。予約メールの内容、送信元、商品ページからカートまでの日本語表記を確認します。
  9. テスト注文を行う。通常商品、予約商品、混在注文を試し、支払額・送料・タグ・在庫・通知まで確認します。
  10. 公開後の監視方法を決めて公開する。初回注文、上限付近、受付終了時を誰が確認するか決めます。

アプリのボタンが表示されたことだけでは、設定完了とは判断できません。購入オプションが注文まで引き継がれているかを確認する必要があります。

設定例|10月1日発売の商品を9月中に予約販売する

ここでは、日本時間の9月1日午前0時から9月30日終了まで予約を受け付け、10月1日から発送する商品Aを想定します。以下の例を基に、予約期間・数量・決済・配送の条件を整理しましょう。

項目 設定・運用例
対象商品 商品A
対象バリエーション ブラック/L、ホワイト/Lのみ。Mサイズは通常販売
在庫条件 対象のLサイズは在庫に関係なく予約販売する構成を検討
予約開始 日本時間9月1日午前0時。UTCの日付設定だけでは一致しないため、手動切り替え等の運用設計が必要
予約終了 日本時間10月1日午前0時。開始と同様、停止方法と担当者を決める
予約上限 ブラック/Lは50個、ホワイト/Lは30個という配分例。商品全体で共有する80個の枠ではない
商品ページ 「予約商品/10月1日発売/10月1日より順次発送」と表示する例
発送予定 Shippingで発送計画に合う日付・期間を設定。発売日だけを発送日として流用しない
注文タグ 自動付与されるPre-orderを確認。キャンペーン名など独自タグが必要なら別途設計
決済 この例では全額先払い。デポジットを使うなら支払割合・残額期日を追加で決める
混在注文 まとめて発送するか、通常商品を先に発送するかを決め、カートで案内する
予約終了後 予約設定を停止し、販売可能在庫と通常ボタンを確認。既存の予約注文は引き続き出荷管理する

UTCの9月1日開始・10月1日終了をそのまま設定すると、日本時間では9月1日午前9時開始・10月1日午前9時終了に相当します。日付の見た目だけで設定すると、告知した受付時間とずれる点に注意してください。

また、予約前に購入できてはいけないLサイズは、受付開始前の在庫・購入可否も確認します。予約終了後に通常販売へ戻す場合も、予約分を差し引いた販売可能在庫を使う運用が必要です。

通常商品との混在注文・配送・送料はどうなる?

Timesactは通常商品と予約商品の混在カートを扱えます。混在を許可して購入された場合、Shopify上では1件の注文として扱われます。Timesactが通常商品と予約商品を別注文へ自動分割するわけではありません。

V2には混在時の案内に加えて、Block checkoutによる購入制限も案内されています。ただし、異なる発送日の予約商品を同じ発送日ごとに自動整理する機能ではありません。

配送方針 必要な運用
全商品がそろってから発送 通常商品も待つことを購入前に案内し、倉庫側でも注文を保留する
通常商品だけ先に発送 Shopifyや物流システムで出荷を分け、予約商品を残す。追加の配送費を見込む
混在購入を認めない 混在制限を設定し、通常商品だけ・予約商品だけで購入できるかテストする

送料はShopifyの配送プロファイル、出荷元、配送先などの設定で決まります。Timesactのカート文言を変更しても送料は変わりません。別送時にいくら請求するか、送料無料条件をどう扱うかは、チェックアウトの実際の金額で確認してください。

公式ヘルプでは、異なる条件の商品を混在させた場合の発送・課金日への影響も案内されています。特に複数の発売日やデポジットを含む注文は、単品購入とは別のテストが必要です。

注文タグ・商品タグ・Shopify Flowで予約販売を管理する

予約注文は注文タグで見分ける

Timesactは予約商品を含む注文にPre-orderタグを付与します。通常商品との混在注文には、追加でPartial Pre-orderタグが付きます。

Partial Pre-orderは「一部支払い」の意味ではありません。通常商品が混ざっていることを表すタグです。残額があるかどうかは、支払いステータスで確認してください。

Shopifyの注文一覧でタグと未発送条件を組み合わせて絞り込み、予約注文用の表示を保存しておくと、出荷待ちの管理に役立ちます。ただし、注文タグだけでは、注文内のどの明細が予約商品かまでは分からないため、明細情報も確認します。

商品タグは予約設定の適用に使う

商品タグによる自動適用では、Timesactに登録したタグをShopifyの商品へ付けると、対象のテンプレートが適用されます。注文を識別する注文タグとは用途が異なります。

V2ではExperiences内のTag automationでAutomation tagを設定してから、Shopify側の商品へタグを付けます。大文字・小文字は区別されます。また、手動で適用した商品の設定は、タグを外すだけでは解除されない場合があります。

一部サイズだけを予約対象にしたい場合は、商品単位のタグ操作で意図しないバリエーションまで対象にならないか確認しましょう。

関連記事:Shopifyで商品タグの一括登録・削除をする方法

Flow連携は「注文管理」と「専用通知トリガー」を分ける

Shopify Flowを使えば、注文タグなどの情報を条件に、自社の通知や管理処理を組み立てられます。ただし、注文作成とTimesactのタグ付与には処理順の差があるため、注文作成直後の判定だけに頼らず、実行履歴で検証してください。

一方、V2の通知ヘルプで案内されているTimesact専用Flowトリガーは、再入荷通知の登録・通知準備に関するものです。同ページでは、予約販売専用トリガーは未提供とされています。

「Flow対応」という表記だけで、予約の課金・キャンセル・メール送信をすべて専用トリガーで自動化できると判断しないようにしましょう。

Timesactは日本語で使える?多言語・Marketsへの対応

Shopify App Storeの対応言語には日本語が含まれます。ただし、同ページでは開発者による日本語の直接サポートは提供していないと案内されています。管理画面の対応言語、顧客向け表示、問い合わせ対応は分けて確認してください。

V2では、日本語をストアの主言語にする場合、Timesact側のボタンやメッセージを日本語へ編集します。追加言語はShopify Translate & Adaptなどを使って翻訳する方法が案内されています。翻訳対象には構造を持つ設定データが含まれるため、表示文言以外を変更しないよう注意が必要です。

PROのMarkets・ロケーション指定は、対象国・市場や在庫判定に使う拠点を分ける機能です。翻訳することと、販売対象の市場を制限することは別の設定です。

海外向けに使う場合は、言語だけでなく通貨、定額デポジットの換算、発送予定、決済方法まで市場ごとに確認しましょう。

Timesactのメリットと注意点

メリットは販売条件と顧客への案内をまとめやすいこと

  • テンプレートを使い、複数商品の予約表示や条件をそろえやすい。
  • サイズ・色ごとに通常販売と予約販売を分けられる。
  • 数量上限と在庫条件を組み合わせ、受注可能な範囲を管理できる。
  • 予約表示から再入荷通知まで、複数の販売段階を1つのアプリで扱える。
  • 注文タグを使い、予約を含む注文を管理しやすくなる。

これらは、手作業の表示変更や予約注文の探し直しを減らすための機能です。自社の運用に合う条件を決めてから設定することで、効果を得やすくなります。

テーマ・在庫・決済には検証が必要

テーマやページビルダーの構成によっては、予約ボタンが見えていても、購入条件がカートへ正しく渡らない場合があります。公式ヘルプでも、動的チェックアウトボタンや商品フォームの影響が説明されています。

商品ページから直接チェックアウトする導線、クイック購入、カートドロワーなどを確認し、必要に応じて導線を調整してください。テーマを変更・複製した際も、アプリ埋め込みや以前の調整を再確認します。

在庫切れで予約を受け付ける運用では、Shopifyの在庫追跡が前提になります。予約の有効・無効に合わせた「在庫切れの場合でも販売を続ける」の切り替えと、入荷時の在庫更新方法を決めておきましょう。

キャンセル・返金・配送遅延のルールはストアで決める

デポジットを受け取れることと、キャンセル時の返金処理が自動で完結することは別です。キャンセル受付期限、受領済み代金の返金、未回収残額の扱いを事前に決めてください。

Shopifyでは予約注文のキャンセル・返金を管理できますが、状況によって手動返金やアプリ側での対応も必要になります。Timesactの予約数量カウントがキャンセル後にどう変わるかも、テスト注文で確認しましょう。

発送が遅れる場合は、商品ページの文言だけでなく、すでに注文した顧客への連絡と既存注文の支払期日も確認します。

PreProduct・RuffRuffとの違い

Timesactが適しているかは、デポジットの有無だけでは判断できません。受注後の課金・出荷管理、日本語対応、料金の計算方法まで比較しましょう。

TimesactとPreProductの比較

比較項目 Timesact PreProduct
導入・設定の考え方 テンプレートに表示や条件をまとめ、商品へ適用 予約方式や対象商品を設定し、課金・通知・出荷管理まで構成
全額先払い 対応 対応
デポジット・後日決済 対応。決済サービスやプラン条件を確認 対応。保存した支払方法や支払いリンクなどで回収
複雑な決済運用 任意の多段階課金などは個別相談が必要 多段階の支払い計画などを提供。Shopify Plus等の条件を確認
バリエーション単位 対応 対応
予約以外の機能 再入荷通知・発売予告・在庫僅少表示 顧客ポータルや予約受注後の自動化を比較する候補
料金の入口 無料枠あり。有料はCORE Flexible月$5から Starterは月額$0+決済済み予約売上の5%
有料料金の例 注文数課金、またはShopifyプラン別の定額制 Scaleは月$59.99。月間決済済み予約売上$5,000までは歩合0%、超過分は0.5%
比較する価値が高いケース 予約販売と再入荷通知をまとめたい 入荷に応じた課金、顧客の自己管理、API連携を重視したい

PreProductのScale Plusは月$259.99で歩合手数料0%です。単純な月額だけでなく、予約売上と必要な自動化機能を含めて比較してください。操作のしやすさは、自社担当者による確認が必要です。

PreProductをShopify App Storeで確認する

日本語運用を重視するならRuffRuffも候補

RuffRuff 予約販売は、日本語の管理画面、ヘルプ、問い合わせ対応を重視するストアの比較候補です。バリエーション別の販売条件、通常商品との同梱制限、全額先払い・後払い・デポジットにも対応しています。

料金はスターターが月$9+予約販売手数料3%、ベーシックが月$52+1%、プロが月$199で予約販売手数料なしです。3日間の無料トライアルが案内されています。歩合手数料は予約商品を含む注文の合計金額が基準となるため、混在注文の多いストアは計算対象も確認しましょう。

日本語サポートや顧客条件・期間条件を重視するならRuffRuff、予約と再入荷通知をまとめて比較したいならTimesactというように、優先要件から候補を絞ると判断しやすくなります。

RuffRuff 予約販売をShopify App Storeで確認する

ほかのアプリも含めた比較は、【Shopify予約販売の親記事への内部リンク】をご覧ください。

Timesactが向いているストア・向いていないストア

Timesactは次のようなストアで試す価値があります。

  • 一部の商品・サイズ・色だけを予約販売したい。
  • バリエーション別に受注可能数量を管理したい。
  • 予約販売と再入荷通知をまとめて運用したい。
  • 全額先払いとデポジットの両方を検討したい。
  • 少量から試し、注文が増えたら料金体系を見直したい。

一方、次の条件が必須なら、他アプリも含めた比較や個別設計が必要です。

  • 日本時間の任意の時刻に完全自動で開始・終了したい。
  • 全バリエーションで1つの予約数量枠を共有したい。
  • 複数回の分納と、その都度の課金を細かく連動させたい。
  • 日本語での直接サポートを最優先したい。
  • 独自の決済・会員条件・物流連携を、追加設定なしで実現したい。

「予約が受け付けられるか」だけでなく、「受け付けた注文を約束どおりに回収・出荷できるか」を判断基準にしてください。

公開前に確認したいチェックリスト

設定したら終わりではなく、公開前に必ずテスト注文を行いましょう。以下の項目に沿って、購入から受注・出荷までの流れを確認してください。

検証対象 確認すること
画面・バージョン V2が利用できるか。本文の画面名、プラン、設定項目と一致するか
日本語表示 ボタン、メッセージ、警告、入力フォームに不自然な英語や未翻訳が残らないか
バリエーション MからL、LからMへ選び直したとき、予約表示・条件が正しく切り替わるか
数量上限 上限直前・到達時・超過数量入力・複数端末での購入時に想定どおり制御されるか
開始・終了 UTC基準と告知時間が一致するか。終了後の購入可否が在庫・販売方針と合うか
商品・一覧ページ 予約バッジや発送予定が表示されるか。一部バリエーションだけ予約の場合も誤認を招かないか
カート・購入導線 通常カート、カートドロワー、クイック購入で予約条件が維持されるか
Checkout 今回の支払額、残額、支払期日、送料、利用可能な決済方法が正しいか
注文確認画面・メール 予約商品であること、発送予定、決済条件が顧客に伝わるか
注文タグ・Flow Pre-orderと混在タグが付くか。Flowの処理がタグ付与前に終了していないか
混在注文 許可・禁止の挙動、複数発送日の扱い、通常商品だけの先行出荷を確認できるか
在庫・物流連携 予約時の減算、入荷処理、出荷保留、倉庫への連携が想定どおりか
デポジット・残額 残額回収、決済失敗、期日変更を扱えるか。商品代金と送料の計算が合うか
キャンセル・返金 受領済み代金、未回収残額、予約枠、在庫が適切に処理されるか
テーマ変更 アプリ埋め込みと購入導線の調整が新テーマでも有効か

無料の注文や表示確認だけでは、後日の残額決済まで検証できません。決済サービスが対応するテスト方法を使い、表示の確認と課金の確認を分けて進めてください。

Timesactについてよくある質問

Shopify Plusは必要ですか?

Timesactの導入自体にShopify Plusは必須ではありません。Basic向けの料金も公開されています。ただし、チェックアウトの変更や個別の高度要件は、Shopifyプランとアプリプランの両方を確認してください。

予約終了後は自動で通常販売になりますか?

V2では終了日を迎えると予約表示が停止し、通常のテーマボタンへ戻ります。在庫があれば通常購入、在庫がなければ売り切れとなるのが基本です。予約を終了する設定と、通常販売に使える在庫を確保する作業は別です。

発売日を表示すれば、発送予定日も伝わりますか?

発売日と発送予定日は分けて案内してください。「10月1日発売」だけでは、10月1日に届くのか、同日から発送するのかが分かりません。商品ページ、カート、注文後の通知で表現をそろえることが大切です。

デポジットはカートでもその金額が表示されますか?

公式ヘルプでは、カートには商品の総額が表示され、今回の支払いと残額の内訳はチェックアウトで示されると説明されています。商品ページやカートの案内文にも支払い条件を記載し、支払総額と初回支払額を混同させないようにしましょう。

アプリを削除する際の注意点はありますか?

削除前に、未出荷の予約注文、未回収残額、通知登録、設定情報を確認し、必要なデータを保存してください。Shopifyは、予約アプリで作成した予約データについて、顧客の支払い情報を除き、アンインストールから48時間後に削除されると案内しています。

通常の注文履歴がすべて消えるという意味ではありませんが、アプリを削除すれば予約が自動キャンセル・返金されるわけでもありません。残額回収や既存注文の管理を継続できるか、削除前に確認しましょう。

まとめ|Timesactは自社の決済・在庫・配送条件に合わせて選ぶ

Timesactは、バリエーション別の予約販売、数量管理、発送予定の案内、再入荷通知をまとめて運用したいストアの候補です。デポジットや初回支払い0円にも対応しています。

導入判断では、予約対象、数量上限、支払方法、混在注文の配送方針を先に決めましょう。そのうえで、料金・V2提供状況・日本語表示を確認し、少数の商品でテスト注文を行うと、自社に合うか判断しやすくなります。

厳密な時刻指定、共有数量上限、複雑な分納・課金、日本語サポートが必須なら、PreProductやRuffRuffも比較してください。

Timesactを試してみる

予約販売の要件整理や、テーマ・在庫・配送まで含めた導入確認が必要な場合は、ファイブビットのShopify運用保守サポートをご覧ください。

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※この記事は2026年10月時点の内容です。今後のアップデートやShopifyの仕様変更等により、記事の内容が古くなってしまう可能性があります。

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