購入率を左右するチェックアウトは、Shopifyで最も「どこまで変えられるのか」が誤解されやすい領域です。サンキューページなどのカスタマイズは全プランで可能になった一方、情報入力・配送・決済という購入3ステップ本体の拡張はShopify Plus限定。このページで境界を整理します。
チェックアウトのカスタマイズ可否は「場所」で決まります。購入前後のページは全プランで手を入れられますが、購入3ステップ本体だけはPlusの領域です。
| カスタマイズ内容 | Basic〜Advanced 全プラン |
Plus |
|---|---|---|
| 外観の基本調整(ロゴ・色・フォント) | ○ チェックアウトエディタ |
○ |
| サンキュー / 注文状況ページのアプリ拡張 | ○ | ○ |
| カートページのカスタマイズ(テーマ) | ○ | ○ |
| 公開アプリによる割引・配送の拡張(Functions) | ○ App Store配布アプリ |
○ |
| 購入3ステップ本体へのアプリ拡張 | — | ○ |
| Checkout Branding APIでの細部の外観制御 | — | ○ |
| チェックアウト内への入力項目追加・検証 | — カート属性で代替が一般的 |
○ |
| カスタムアプリのFunctions(独自ロジック) | — | ○ |
※2026年7月時点。出典: Shopify公式ヘルプ(Checkout Extensibility)。仕様は変更されることがあるため、最新は公式情報をご確認ください。
「チェックアウトはPlusでないと触れない」は誤解です。購入前後のページと外観の基本調整は、全プランでカスタマイズできます。
※チェックアウト内での情報取得(配送指示など)は、標準プランではカートページのカート属性で代替するのが一般的です。
購入率に直結する「情報入力・配送・決済」の3ステップ本体に手を入れられるのは、Plusだけです。
情報入力・配送・決済の各ステップに、独自のUIブロックを追加できます。ギフト設定・アップセル・利用規約の同意・ポイント利用など、購入の意思決定の瞬間に施策を差し込めるのはこの領域だけです。
エディタでの基本調整を超えて、ボタンの形状・余白・タイポグラフィなどを要素単位で制御できます。決済画面までブランドの世界観を貫きたいストア向けの機能です。
配送指示・領収書の宛名・法人情報などの独自フィールドをチェックアウト内に直接設け、入力内容の検証まで行えます。カートページでの代替取得と違い、購入フローから離脱させずに情報を集められます。
自社専用のカスタムアプリで、割引の適用条件・配送方法の出し分け・決済手段の制御などを独自ロジックで実装できます。公開アプリでは実現できない、業務固有のルールに対応します。
旧checkout.liquidのような「コードの直接編集」ではなく、Shopifyが用意した拡張の枠組みの中で作るのが現行方式です。アップグレードに強い一方、何がどこまでできるかは道具ごとに決まっています。
チェックアウトのカスタマイズ基盤はここ数年で大きく世代交代しています。旧方式でカスタマイズしているストアは、放置すると施策が打てなくなるため注意が必要です。
旧方式からの移行(checkout.liquid → Checkout Extensibility / Scripts → Functions)は当社で設計・実装まで支援できます。
移行の実体は「旧方式で作った機能を、対応する新方式に載せ替える」作業です。まず、何がどこへ移るのかの対応関係を押さえます。
checkout.liquidに直接書いた変更、Scriptsで実装した割引・配送ロジック、additional scriptsやGTMで入れた計測タグを一覧化します。「何のためのカスタマイズか」を目的ベースで整理し直すのがポイントです。数年運用したストアでは、もう使っていない実装が混ざっていることも珍しくありません。
上の移行マップに沿って、UI変更はUI拡張へ、外観はBranding APIへ、ロジックはFunctionsへ、計測はWebピクセル等へ割り当てます。UI拡張はサンドボックスの制約があるため、旧実装の完全再現ではなく「目的を新方式でどう達成するか」の再設計になるケースがあります。ここが移行の設計上の山場です。
新方式はチェックアウトエディタ上でプレビュー・検証してから公開できます。旧サンキュー・注文状況ページは期限を過ぎると自動アップグレードされ、互換性のないカスタマイズは動かなくなるため、期限に追われて置換される前に、自分たちのタイミングで移行を済ませることが重要です。
※期限・仕様は2026年7月時点の公式情報に基づきます。当社では棚卸しから再設計・実装・検証まで一貫して支援しています。
迷う場合は、要件を整理した上でどちらが適切かを無料でご提案します。Plusにしない判断も含めてお手伝いします。






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