今回の記事では、Shopifyでゲスト購入の設定や会員登録について解説していきます。会員登録機能はどのECストアにも基本的には設けられている機能になります。
会員登録をすることでストア側はもちろん、ユーザー側もメリットがあるのでその点も含めてご紹介していきますのでお楽しみに。
Shopifyでゲスト購入の設定
- Shopify管理画面から設定をクリック
- チェックアウトをクリック
- 「チェックアウト前にお客様にアカウントへのログインを要求する」を未チェック
「チェックアウト前にお客様にアカウントへのログインを要求する」にチェックがついている場合は、ログインしたユーザーのみしか商品が購入できないようになります。
ゲスト購入時の会員情報の動き
ゲスト購入を行う際にShopifyの裏側でどのような動きが起こっているのかを解説していきます。
結論からお伝えすると、ユーザーがゲスト購入をするとShopify側では注文時に顧客情報が新規作成されます。
ただし、注文時のメールアドレスと同じ会員が既に存在している場合は同一人物と判断され、新規作成は行われません。
ゲスト購入とアカウント作成
ゲスト購入で新規作成された会員情報は、もちろん購入時にユーザーが入力した情報になります（名前やメールアドレスなど）。
しかし、 ゲスト購入時と同じメールアドレスでアカウント作成を行うと、Shopify側では同一人物と判断して、会員情報はアカウント登録時の情報に上書きされます。
例えば、ゲスト購入時に「山田 太郎」という名前で購入すると、「山田 太郎」という顧客情報が作成されますが、アカウント作成に同じメールアドレスで「田中 二郎」という名前でアカウント作成を行ったとしましょう。
そうすると、顧客情報は「山田 二郎」に書き換えられてるようになります。
会員登録について
最後にShopifyの会員登録について解説していきます。
基本的にはどのECストアも会員登録機能を設けています。
会員機能のメリットとして、ユーザー側は商品を購入時に個人情報が自動で入力されたり、過去の購入履歴を確認することができます。
会員登録を通じてユーザー情報を収集することで、ユーザーに適した限定のクーポンを配布したりすることもできるようになります。
ただし、多くのユーザーにとって会員登録をするハードルは高く、購入時に会員登録を必須にしていると離脱の原因にもなりますので注意が必要です。
会員情報を管理する
Shopifyでは管理画面の「顧客管理」で会員情報を管理することができます。
ここに会員登録しているすべてのユーザーやゲスト購入したユーザーが表示されます。
各会員情報の中ではストアの購入履歴なども確認できるため、
ストア運営にとってはとても重要な情報になります。
会員登録の情報はデフォルトだと氏名、メールアドレスのみになりますが、カスタマイズすることによってその他の情報を収集することもできます。
注意点として、会員登録に必要な項目が多すぎるとユーザー側の登録のハードルが高くなり、離脱する原因にもなります。
ストアに必要な最低限の情報を設けるなどして、会員登録しやすい工夫も大切になります。
会員登録フォームのカスタマイズ
会員登録フォームのカスタマイズはコードの編集からも可能ですが、より手軽にカスタマズするにはHelium Customer Fieldsアプリがおすすめです。
インストールはこちらから
Helium Customer Fields は、オリジナルの顧客登録フォーム、メルマガ登録フォーム、問い合わせフォームにより、氏名、メールアドレスだけでなく、様々な顧客データの収集を可能にすることができます。
登録されたデータに応じたタグ付けで顧客を自動的にグルーピングすることもできます。また、一括インポート/エクスポートも対応しています。顧客データはユーザー自身がマイページから変更することも可能です。
まとめ
今回はShopifyでのゲスト購入や会員登録について解説してきました。
ストアによってはゲスト購入ができず、会員登録を必須にしているところもあります。
会員登録によってユーザーの情報を収集し、例えば誕生日にバースデイクーポンを送るなど、様々な顧客体験を提供することもできるようになります。
もちろん、メリット・デメリット様々あるため一概には言えませんが、ご自身のストアのコンセプトなどと照らし合わせながら、この記事がお役に立てると嬉しいです。
※この記事は2024年05月時点の内容です。今後のアップデートやShopifyの仕様変更等により、記事の内容が古くなってしまう可能性があります。
この記事の監修者
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