Shopifyで構築されたお酒系のECサイトを、そのサイトごとの工夫・特徴を独自調査した上でまとめてみました。
後半では、今回の調査をもとに、お酒系の商材でよく導入されていた機能やアプリを紹介しています。
ECサイト構築をShopifyで検討していたり、既にShopifyサイトを運用している事業者様・Shopify関連のお仕事をしている方はぜひ参考にしてください。
お酒以外の色々なShopifyの事例を見たい方はこちら↓
Shopifyを使ったお酒系ECサイトの事例
日本酒の事例
日本酒がメインのShopifyサイト事例を紹介します。
玉乃光酒造
玉乃光酒造は、1673年に創業された京都伏見の歴史ある酒造です。昔ながらの製法で米・水・麹だけを使用して作られる日本酒を取り扱っており、その飽きのこない味わいが特徴として挙げられます。季節限定の日本酒や玉乃光の上質な酒粕を使用したスイーツシリーズ「無垢-muku-」など、多彩な商品が取り扱われています。特に「無垢-muku-」は、純米酒粕の上品な香りが広がるプレミアムなスイーツとして紹介されています。
WAKAZE
WAKAZE(ワカゼ)は、伝統的な日本酒の技法を尊重しつつ、ルールに縛られない新しいスタイルのSAKEを提供するブランドです。日本とフランスの2拠点から、多様な食やシーンに合わせた革新的なSAKEを世界に届けています。特に、フランス・パリ近郊に拠点を持ち、世界の食文化の中心であるフランスの食文化や流行を取り入れた酒造りを行っています。
川島酒造
滋賀県高島市に位置する川島酒造は、慶応元年(1865年)に創業されました。滋賀・西近江の「松の花」の蔵元として、香り高く芳醇な「吟醸酒」や米の旨みを生かした「純米酒」、清涼感のある「本醸造・普通酒」などを提供。美しい棚田やメタセコイヤ並木などの自然環境に恵まれており、酒造りに欠かせない良質な酒米や水を使用して、さまざまな味わいの日本酒を醸造しています。
ワインの事例
ワインがメインのShopifyサイト事例を紹介します。
ベリービーズワイナリー
食事と相性の良い、低温醸造の塩尻ワインを販売しているオンラインストア。商品であるワインの情報はもちろん、ご利用ガイドやブログなど、非常に豊富な情報量がわかりやすく整理されています。
川越角屋酒店
川越角屋酒店は、埼玉県川越市に位置する、創業140年の歴史を持つ老舗酒屋です。同店では、ソムリエが厳選したナチュラルワイン、日本酒、クラフトビールなどのアルコール商品を豊富に取り揃えており、特にソムリエがセレクトしたワインの月額サブスクリプションサービスも提供しています。
ボクモワイン
「ボクモワイン」は、ニュージーランドワインの通販専門店です。NZワインを深く愛する日本ソムリエ協会認定ソムリエ・岩須が厳選した最高のNZワインを提供。専門店としての独自の品揃えや、NZワイン専門ソムリエが選んだワインのみを取り扱っています。
ビールの事例
ビールがメインのShopifyサイト事例を紹介します。
オリオンビール
自社製品を販売しつつも、地元沖縄の「泡盛」や「チキンの丸焼き」など、さまざまな商材を取り扱うストア。元々は通販サイトなのに銀行振込しかできなかったところ、Shopifyにリプレイスして大きく成長したとのことです。
クラフトビールオンライン
「クラフトビールオンライン」は、人気おすすめのクラフトビールを中心に200種類以上のアイテムを取り扱う総合オンライン通販サイトです。直輸入品や自社醸造のクラフトビールを提供し、クラフトビールの世界を自分らしく楽しむことができます。
京都醸造
「京都醸造」は、2015年初頭に事業活動を開始したクラフトビールの小規模醸造所です。同醸造所は「ベルギー&アメリカ」スタイルのビールに特化しており、ベルギースタイルの伝統にアメリカスタイルの新しい息吹を加え、独自の解釈でオリジナルのクラフトビールを提供しています。
その他の事例
上述の事例に当てはまらないお酒のShopifyサイト事例を紹介します。
KURAND
Shopifyを使った日本酒のECサイトを始めとして、実店舗やお酒のサブスクリプション、リアルイベントなど様々なチャネル展開で事業を拡大しているブランドです。従来の日本酒のイメージを覆すような、わかりやすく読みやすいデザインのストアです。
蝶矢
ウメッシュでおなじみの「チョーヤ梅酒」が展開するオンラインストア。販売しているのは梅酒そのものではなく、梅酒をつくる体験ができる商材なのが特徴です。
SAKE-YA
柴田屋酒店が運営するSAKE-YAは直輸入ワイン、オリジナル日本酒、クラフトビールなど、ここでしか買えないこだわりのお酒を全国に配送しています。サイト内には料理とのペアリングやお役立ちコンテンツも豊富に掲載されており、お酒好きにはたまらない情報が満載です。
Shopifyのお酒系ECサイトでよく使われている機能
今まで紹介してきたShopifyのお酒ECでよく使われている機能や工夫について、まとめてみました。
- 20歳以上であることを確認できる機能
- 好きな味のお酒をグラフやチャートから探すことができる
- 業務用卸向けの説明ページ
- のし対応(種類なども選べる)
- AmazonPayで購入する場合の入力フォーム
20歳以上であることを確認できる機能
Shopifyのお酒商品で年齢確認を導入すると、未成年者への販売を防ぐことができ、法的な問題や罰則を避けることが可能となります。年齢確認は、販売者の社会的責任を果たす手段としても重要です。また、顧客は安全な購入環境が提供されていると感じ、ブランドの信頼性や評価が向上します。この機能は、法的コンプライアンスを確保するとともに、ブランドのイメージやリピート購入率の向上にも寄与します。
好きな味のお酒をグラフやチャートから探すことができる
Shopifyのお酒商品で、グラフやチャートから好きな味のお酒を探せる機能を導入すると、顧客は直感的に自分の好みに合った商品を見つけることができます。このビジュアルなアプローチは、購入の障壁を低減し、商品の探索を楽しむ体験を提供します。また、顧客が迷わずに選択できることで、カート放棄率の低下やコンバージョン率の向上が期待できます。この機能は、パーソナライズされたショッピング体験を提供し、顧客の満足度やロイヤルティを高める要因となります。
好きな味のお酒をグラフやチャートから探すことができるをつけられるアプリの例
業務用卸向けの説明ページ
法人顧客は一度の取引での購入量が多く、継続的な取引が期待できるため、安定した収益源となります。また、法人との取引はブランドの信頼性や知名度を高める効果もあります。さらに、法人向けの特別なプロモーションや割引を提供することで、長期的なビジネス関係の構築と顧客ロイヤルティの向上が期待できます。
業務用卸向けの説明ページをつけられるアプリの例
のし対応(種類なども選べる)
時期によっては自分用ではなく、贈り物として食品を通販で購入する場合もあり、その場合は日本伝統の「のし」をつけたいという消費者の方も多いです。のし機能はアプリでも実装可能ですが、より細かく設定したい場合は、Shopifyに精通した技術者による開発が必要です。
独自の のし機能が必要で、下記アプリなどで解決できない場合は、お気軽にお問い合わせください。
のし機能をつけられるアプリの例
AmazonPayで購入する場合の入力フォーム
「AmazonPay決済時はチェックアウトに入力した請求者情報が取得できない」というデメリットを解消するために、カートページに専用の入力フォームを設置しています。
物流を外部倉庫に委託している場合は、このフォームに入力した情報を連携する流れまで検討する必要がありますが、自社運用の場合は、注文詳細ページで入力内容を確認できるので、問題ないかと思います。
まとめ
Shopifyで構築されたお酒系ECサイトの事例をさまざまなパターン別に紹介しました。
今回紹介した事例の中で、気になる施策や表現、機能などがあれば、あなたのストアにぜひ導入してみてください。
この記事が、あなたのEC運営のお役に立てれば幸いです。
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※この記事は2024年07月時点の内容です。今後のアップデートやShopifyの仕様変更等により、記事の内容が古くなってしまう可能性があります。
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