Shopifyで構築された越境ECサイトを、そのサイトごとの工夫・特徴を独自調査した上でまとめてみました。
後半では、今回の調査をもとに、越境ECでよく導入されていた機能やアプリを紹介しています。
ECサイト構築をShopifyで検討していたり、既にShopifyサイトを運用している事業者様・Shopify関連のお仕事をしている方はぜひ参考にしてください。
もっと色々なShopifyの事例を見たい方はこちら↓
Shopifyを使った越境ECサイトの事例
この記事では、Shopifyで構築された越境ECの事例を6つ紹介します。
とらや
羊羹が有名な和菓子の老舗店。国内向け・海外向けそれぞれでECを作っており、海外向けはShopifyで構築されています。※私がサイトを見た時は、商品はすべて完売状態だったので、カートページでの工夫は確認できませんでした。
KEWPIEUSA
マヨネーズで有名なキューピーの越境ECサイト。導入されている「アクセシビリティオプション」は他のストアに見られない機能です。
Bento&co
日本のお弁当箱、調理器具や食品を100カ以上の国へ販売しているブランド。自社でShopifyストアを運営するだけでなく、Ship&coというShopify送り状やインボイスを簡単発行できるアプリを開発しているベンダーでもあります。
Fake Food Japan
Fake Food Japanは、リアルな見た目のフェイクフード製品を提供するオンラインストアです。ライフサイズのレプリカからiPhoneケース、キーチェーン、マグネット、ヘッドフォンジャックプラグ、イヤーピック、ビジネスカードケースなど、さまざまなカテゴリーの商品が取り扱われています。また、カスタマイズされた注文や卸売りの注文も受け付けています。
L&Co. JEWELS JAPAN
ジュエリーブランド「L&Co.」は、1937年の創業以来、熟練のクラフトマンによって丁寧に制作されたジュエリーを提供しています。ブランドのコンセプトは、"変わりゆく時代と人生の中で色あせることのない輝きを纏う"というもの。ペアネックレスや誕生石のジュエリー、オパールコレクションなど、さまざまなアイテムが取り揃えられています。
GLOKEN
「Global Kendamas Network Online Store」は、長野県松本市に拠点を置くケンダマの専門オンラインストアとして、様々な種類のケンダマを取り扱っています。特に「LEGAXIS - JAPAN - 2022 shape」や「Mugen Musou - INFINITY - CHIGIRI」などの高品質なケンダマが人気です。ケンダマの資格試験やケンダマワールドカップの情報も提供しています。
Shopifyの越境ECサイトでよく使われている機能
今まで紹介してきたShopifyの越境ECでよく使われている機能や工夫について、まとめてみました。
- 言語・通貨の切り替えセレクターを表示
- shop Payの4回分割を導入
- 言語ごとの翻訳コンテンツ
- 越境に強い物流サービスの導入
言語・通貨の切り替えセレクターを表示
言語・通貨の切り替えセレクターを導入すると、多様な国や地域の顧客に対して、その地域特有の言語や通貨でショッピング体験を提供できます。これにより、顧客は自身の言語と通貨で商品情報を理解し、購入をスムーズに進めることができ、ユーザビリティの向上が期待できます。また、地域ごとのカスタマイズされたコンテンツは、ブランドの信頼性を高め、国際的な市場での売上や顧客獲得の拡大に寄与します。
shop Payの4回分割を導入
Shop Payの4回分割支払いを導入すると、顧客は購入を手軽に行うことができます。4回分割支払いは、大きな一時的な支出を避けることができるため、高価な商品や大量購入の際の購入の障壁が低減します。これにより、コンバージョン率の向上やカート放棄率の低下が期待できます。また、分割支払いの選択肢を提供することで、顧客の購買意欲を刺激し、平均注文額の増加やリピート購入の促進にも寄与します。
言語ごとの翻訳コンテンツ
言語ごとの翻訳コンテンツを準備すると、各国の顧客に対して適切な言語で情報提供が可能となります。これにより、顧客は商品情報やサービス内容を正確に理解し、購入の障壁が低減します。翻訳コンテンツは、ブランドのプロフェッショナリズムと信頼性を高め、地域ごとの文化やニーズに合わせたマーケティングが実現できます。また、言語の壁を乗り越えることで、グローバルな市場での競争力を強化し、売上や顧客基盤の拡大に寄与します。
越境に強い物流サービスの導入
ストアの表示だけではわかりにくいですが、越境ECをやっていくとなると、海外に商品を送るため絵の物流の仕組みが必要です。すでに国内で販売を行っている場合は、現在の物流のままで海外配送ができるようになるかを確認しましょう。もし、新たに海外配送をするための業者や契約が必要なら、国内外への配送を一手に対応できる物流サービスへの乗り換えも1つの選択肢です。
越境対応が可能な物流サービスの例
まとめ
Shopifyで構築された越境ECサイトの事例をさまざまなパターン別に紹介しました。
今回紹介した事例の中で、気になる施策や表現、機能などがあれば、あなたのストアにぜひ導入してみてください。
この記事が、あなたのEC運営のお役に立てれば幸いです。
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※この記事は2024年07月時点の内容です。今後のアップデートやShopifyの仕様変更等により、記事の内容が古くなってしまう可能性があります。
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